西国三十三所十七番六波羅蜜寺

創建年は定かではないが、市聖空也が951年(天暦5年)に造立した十一面観音を本尊とする道場に由来しています。空也は疫病が蔓延する京都で、念仏を唱えながら病人に茶をふるまい、多くの人を救ったと言われています。
977年(貞元2年)に比叡山延暦寺の僧・中信が六波羅蜜寺と改称し、天台宗に属する寺院にしました。
六波羅蜜とは、生きたまま、仏様の境涯に到るための六つの修行(布施、持戒、忍辱、精進、禅定、智慧)を言います。
六波羅蜜寺の境内は、そんなに大きくありませんが、宝物館に有名な「空也上人立像」や「平清盛坐像」があり見逃せません。
六波羅蜜寺への参拝は、公共交通機関が便利です。京阪電鉄清水五条駅から徒歩で7分です。マイカーでも行けますが、京都市内なので
一方通行などに注意が必要です。
逍遥紀行の西国三十三所巡礼 六波羅蜜寺のサイトには、清水五条駅からの行き方や、駐車場までの行き方を案内しています。巡礼前には、忘れずにチェックされることをお勧めします。