西国三十三所二十九番松尾寺

創建は和銅元年(708年)で、威光上人により開基されました。
松尾寺がある青葉山は、若狭富士と言われる死火山で、かつては日本海まで注ぐ壮絶な水煙をあげていたようであります。また、この山は古くより修行の場となっており、唐の僧、威光上人が当山の二つの峰を望んで、故国の霊山馬耳山を想起されました。
御本尊は馬頭観世音菩薩で、境内には馬の銅像が祀られています。
松尾寺への参拝は、公共交通機関だとJR小浜線松尾寺駅が最も近いですが、そこから徒歩で約3km(50分)かかります。なので、マイカーでの参拝をお薦めします。ただ、松尾寺がある青葉山の山道は、道幅が狭く、すれ違いなどに注意が必要です。
車で松尾寺の駐車場までの行き方などについては逍遥紀行の西国三十三所巡礼 第二十九番 松尾寺のサイトに詳しく案内されています。地図だけでなく動画も掲載されていますので、巡礼前にはチェックが必要ですね。

西国三十三所九番興福寺南円堂

創建は弘仁4年(813年)で、藤原冬嗣により開基されました。
南円堂のある興福寺五重塔や東金堂などの建物だけでなく阿修羅像などの文化財も沢山あります。
興福寺は、大化元年(645年)に開基され、非常に歴史のある寺院です。
そのため西国巡礼者だけではなく、日々多くの人々のお参りで賑わっています。
また、奈良の中心地にあり、近隣に東大寺元慶寺春日大社などの有名な名所も沢山あり観光客でも賑わっています。境内には、奈良市内の寺院らしく神の使いである鹿が沢山います。
南円堂(興福寺)への参拝は、近鉄電車が便利です。近鉄奈良駅から徒歩で直ぐに興福寺に到着します。また、マイカーでも便利に行けます。興福寺には寺院所有の有料駐車場があるため、簡単に駐車もできます。
近鉄奈良駅からの徒歩での行き方や車での行き方などについては逍遥紀行の西国三十三所巡礼 南円堂のサイトに詳しく案内されています。動画も掲載されているので、巡礼前にはチェックが必要ですね。

西国三十三所とは

四国八十八ヶ所霊場、坂東三十三観音秩父三十四所観音霊場など、日本では沢山の巡礼がブームとなっています。
そんな中、最も歴史が古く、沢山の人に愛されている巡礼として、西国三十三所巡礼があります。近畿地方2府4県と岐阜県に点在する33箇所の観音霊場である西国三十三所観音霊場は、満願すると極楽浄土へ行けると言われています。
この上なくありがたい御朱印をいただくために33の寺院をめぐる旅をはじめるために

西国三十三所めぐりを掲載したウェブサイトを参考にされることをお薦めします。

このウェブサイトには、33の寺院だけではなく、番外札所も詳しく掲載されており、また、各寺院への行き方、難所なども掲載されているので、初めての方にはとても参考になると思います。

 

西国三十三所二十一番札所穴太寺

丹波地方の古刹として知られる穴太寺の寺名は、桑の木の穴に生えていた稲穂が実り、村人を飢饉から救ったことから「穴穂寺」となり、その後、穴太寺になったそうです。
穴太寺の創建は大伴古磨によるもで、705年に創建されました。
公共交通機関で行くには、JR亀岡駅で下車し、京阪京都交通バス穴太寺循環(59, 34系統)、もしくは、京都学園大学行(60系統)で、穴太口にて下車し、そこから徒歩10分程です。バスの後の徒歩10分は、少し疲れると思われますので、自家用車での巡礼をお薦めします。
逍遥紀行の穴太寺のサイトには、駐車場までの動画も含め、地図情報も案内されています。巡礼前には、忘れずにチェックされることをお勧めします。

西国三十三所七番札所岡寺(龍蓋寺)

西国三十三所七番札所岡寺(龍蓋寺)

日本最初の厄除け霊場として有名な岡寺は明日香村の東、岡山の中腹にあります。
色鮮やかな仁王門は重要文化財に指定されており、本尊の如意輪観音座像は塑像で、弘法大師の作と伝えられ、塑像としては日本最大の仏像です。
岡寺は古来正式には「龍蓋寺」という名でした。「龍蓋寺」の由来は、民衆を苦しめていた悪『龍』を、義淵僧正が池の中に封じ込め大きな石で「蓋」をし改心をさせたことから伝わっています。
岡寺への参拝は、公共交通機関だと近鉄橿原神宮前駅からバスもしくはタクシーで行くことになります。近鉄岡寺駅前からはバスやタクシーがないため徒歩で1時間ほどかけて行くことになります。
乗換等を考慮すると岡寺へは自家用車がお薦めです。
寺院の駐車場は分かり難いところにあるので、事前に確認されることをお勧めします。
逍遥紀行の西国三十三所巡礼 岡寺のサイトには、岡寺の駐車場などの情報を詳しく案内しています。巡礼前には、忘れずにチェックされることをお勧めします。

西国三十三所十七番六波羅蜜寺

創建年は定かではないが、市聖空也が951年(天暦5年)に造立した十一面観音を本尊とする道場に由来しています。空也は疫病が蔓延する京都で、念仏を唱えながら病人に茶をふるまい、多くの人を救ったと言われています。
977年(貞元2年)に比叡山延暦寺の僧・中信が六波羅蜜寺と改称し、天台宗に属する寺院にしました。
六波羅蜜とは、生きたまま、仏様の境涯に到るための六つの修行(布施、持戒、忍辱、精進、禅定、智慧)を言います。
六波羅蜜寺の境内は、そんなに大きくありませんが、宝物館に有名な「空也上人立像」や「平清盛坐像」があり見逃せません。
六波羅蜜寺への参拝は、公共交通機関が便利です。京阪電鉄清水五条駅から徒歩で7分です。マイカーでも行けますが、京都市内なので
一方通行などに注意が必要です。
逍遥紀行の西国三十三所巡礼 六波羅蜜寺のサイトには、清水五条駅からの行き方や、駐車場までの行き方を案内しています。巡礼前には、忘れずにチェックされることをお勧めします。

西国三十三所十二番正法寺(岩間寺)

創建は養老6年(722年)とされ、泰澄大師が開基したと言われています。
岩間山の桂から千手観音像を刻み、元正天皇の念持仏である金銅千手観音像を納め祀ったのが初まりとされています。
滋賀県京都府の県境となる岩間山にある、正法寺は自然豊かな寺院の1つです。境内には桂の大樹群や、「古池や・・・」で有名な芭蕉の池、雷神爪堀湧泉等があります。
正法寺岩間寺)への参拝は、マイカーが便利です。公共交通機関だと毎月17日に行われる万体観音供養会に合わせて運行される直通バスを石山駅から乗るのがいいです。
岩間山の山道は、細くてカーブが多く、バスなどが対向車として来ますので注意が必要です。
逍遥紀行の西国三十三所巡礼 正法寺(岩間寺)のサイトには、マイカーでの駐車場までの行き方を案内しています。巡礼前には、忘れずにチェックされることをお勧めします。