西国三十三所二十九番松尾寺

創建は和銅元年(708年)で、威光上人により開基されました。松尾寺がある青葉山は、若狭富士と言われる死火山で、かつては日本海まで注ぐ壮絶な水煙をあげていたようであります。また、この山は古くより修行の場となっており、唐の僧、威光上人が当山の…

西国三十三所九番興福寺南円堂

創建は弘仁4年(813年)で、藤原冬嗣により開基されました。南円堂のある興福寺は五重塔や東金堂などの建物だけでなく阿修羅像などの文化財も沢山あります。興福寺は、大化元年(645年)に開基され、非常に歴史のある寺院です。そのため西国巡礼者だ…

西国三十三所とは

四国八十八ヶ所霊場、坂東三十三観音、秩父三十四所観音霊場など、日本では沢山の巡礼がブームとなっています。そんな中、最も歴史が古く、沢山の人に愛されている巡礼として、西国三十三所巡礼があります。近畿地方2府4県と岐阜県に点在する33箇所の観…

西国三十三所二十一番札所穴太寺

丹波地方の古刹として知られる穴太寺の寺名は、桑の木の穴に生えていた稲穂が実り、村人を飢饉から救ったことから「穴穂寺」となり、その後、穴太寺になったそうです。穴太寺の創建は大伴古磨によるもで、705年に創建されました。公共交通機関で行くには、JR…

西国三十三所七番札所岡寺(龍蓋寺)

西国三十三所七番札所岡寺(龍蓋寺) 日本最初の厄除け霊場として有名な岡寺は明日香村の東、岡山の中腹にあります。色鮮やかな仁王門は重要文化財に指定されており、本尊の如意輪観音座像は塑像で、弘法大師の作と伝えられ、塑像としては日本最大の仏像です…

西国三十三所十七番六波羅蜜寺

創建年は定かではないが、市聖空也が951年(天暦5年)に造立した十一面観音を本尊とする道場に由来しています。空也は疫病が蔓延する京都で、念仏を唱えながら病人に茶をふるまい、多くの人を救ったと言われています。977年(貞元2年)に比叡山延暦寺の僧・…

西国三十三所十二番正法寺(岩間寺)

創建は養老6年(722年)とされ、泰澄大師が開基したと言われています。岩間山の桂から千手観音像を刻み、元正天皇の念持仏である金銅千手観音像を納め祀ったのが初まりとされています。滋賀県と京都府の県境となる岩間山にある、正法寺は自然豊かな寺院…

西国三十三所三番札所粉河寺

『粉河寺縁起絵巻(国宝)』で伝えられている草創の縁起には二通りの説が伝えられています。1つ目は粉河寺の草創と千手観音の由来に関するものであり、2つ目は千手観音の霊験説話に関するものです。このような説話から分かることは、粉河寺が平安時代には朝…

西国三十三所六番札所南法華寺(壺阪寺)

大宝3(703)年、元興寺の弁基上人によって開かれた古刹です。ご本尊は十一面千手千眼観世音菩薩で、目の観音様として全国各地から多くの参拝者が訪れています。文楽や歌舞伎で度々上演される『壺阪霊験記』にも説話が伝わっています。インドから招来された…

西国三十三所二十三番札所勝尾寺

勝運の寺として有名な勝尾寺の勝運信仰は平安時代から始まっています。清和天皇の病を、行巡が祈祷で治したことにより「ここはまさに王に勝った寺、勝王寺」と命名されも、寺側はおそれ多いので「王」を「尾」に控え「勝尾寺」としました。また、勝尾寺が伝…

西国番外札所花山院菩提寺

天竺から紫雲に乗って飛来したとされる法道仙人は、627年に播州清水寺、650年に一乗寺、そして、651年に紫雲山観音寺を開山されました。紫雲山観音寺は、992年頃に花山法皇が隠棲の地とし、その後晩年に帰京するまでを過ごしたとされ、これに因…

西国三十三所三十一番札所長命寺

聖徳太子が安置した十一面観音により開基されたとされる長命寺は、その名の通り参拝すると長生きすると言われ伝えられています。長命寺本堂へは、長命寺港からだと808段と言われる石段の山道を登ることになるが、現在は本堂近くまで自動車道が整備され寺…

西国三十三所二十四番札所中山寺

徳道上人が閻魔大王から授かった宝印を埋めたのが中山寺古墳と言われており、西国三十三所巡礼をめぐる人達にはかけがえのない寺院となっている中山寺です。 中山寺の創建は聖徳太子によるもので、推古天皇の代(600年頃)に設立したとされています。 安産の観…

西国三十三所二十二番札所総持寺

亀の恩返しと観音の霊験に関する草創説話があり、藤原山蔭に879年に創建された総持寺は、西国三十三所二十二番札所でもあります。 西国三十三所以外にも、摂津西国二十七番札所、摂津四国四十七番札所、ぼけ封じ近畿十楽観音六番札所でもあり、巡礼者が多数…

西国三十三所十六番札所清水寺

「清水の舞台から飛び降りる」で有名な清水寺は、西国三十三ヶ所十六番札所でもあり、世界的にも有名な寺院です。 また、古くから「清水の観音さん」「清水の舞台」「音羽の滝」でも幅広く知られています。清水寺の創始は、延鎮上人が夢で観音のお告げを受け…

西国三十三所十四番札所三井寺

正式名を「長等山園城寺」といい、天台寺門宗の総本山で近江大津京ゆかりの古刹である三井寺は、西国三十三ヶ所十四番札所でもあります。 また、三井寺は、東大寺、興福寺、延暦寺と共に四大寺の一つに数えられているとともに、境内には、金堂、経堂、三重塔…

西国三十三所八番札所長谷寺

ぼたんやあじさいなど四季折々の花が咲くことから「花の御寺」と知られている長谷寺は真言宗豊山派の総本山であり、西国三十三所八番札所でもあります。 寺院近くには伊勢まで続く初瀬街道があり、草餅などの土産が沢山販売されています。 電車で行くには、…

西国に向けたお参りは?

養老2年、長谷寺の開山徳道上人が閻魔大王から授かった三十三の宝印は、当時の人々には受け入れられず中山寺の石櫃に納められました。 約270年後、花山法皇によって西国三十三所観音巡礼が再興されました。 西国と言われている札所は三十三の観音霊場のこ…

西国三十三所めぐりのルールについて

四国八十八カ所巡礼は、公式ページに参拝手順が掲載案内されていますが、西国三十三所巡礼の参拝手順は公式ページに掲載されていません。 一般的な手順は、山門前で合唱、手水鉢で手を洗う、ロウソク・線香を献納、読経、納経料を納めて御朱印を頂く、山門で…

西国巡礼の地図

古くから親しまれている西国三十三所巡礼ですが、各寺院は、和歌山県、大阪府、奈良県、京都府、滋賀県、兵庫県、岐阜県の近畿と中部地方に点在しています。 また、西国番外札所も近畿地方と長野県に点在しています。 これらの寺院を巡礼する前には、西国三…

西国札所

台風も去り、秋が深まってくる今日この頃ですが、いかがお過ごしでしょうか? こんな季節は、紅葉もかねてお寺参りをするのがいいですね。 西国三十三所は、徳道上人が閻魔大王から三十三の宝印を授かり、花山法皇が再興された三十三の寺院は、西国札所 WE…

台風が近づいてきています

今日は朝から雨が降り続いている。 選挙日なのに・・・ 天気予報によると、今日は一日中、雨が降り続くみたい。 明日は、台風21号が日本に接近してくる予定。 大きな被害にならなければいいのだけど。。。 みなさんも、お気をつけてお過ごしください。 日…

西国三十三所の散華

西国三十三所の寺院を参拝し、御朱印をいただくと、紙でできた花弁のようなものをもらえます。 これは、散華と言います。散華は、昔は紙ではなく本物の花びらだったそうで、仏を供養する時に散布していたそうです。 この散華は、もらったらどうしたらいいの…

西国三十三所の御朱印帳

最近は、ご朱印ガールと言われる人たちが沢山いますね。 私も、奈良県の三輪明神 大神神社へ行った時には、沢山の女性が御朱印をもらうために御朱印所前に並んでいました。 御朱印は、お寺用と神社用では分けた方がいいと言われています。 また、西国三十三…

西国三十三所巡礼の難所

信仰を確認し、より深めようと霊場に旅することを巡礼と言うそうです。西国三十三所の観音霊場をめぐる巡礼は、古くから沢山の人たちにより旅されています。そんな、西国三十三所をめぐる旅ですが、難所と呼ばれているお寺があります。西国三十三所の難所を…

はじめまして

やまちゃんです。 はじめてブログを書き込みます。 みなさん、よろしくお願いします。