2021-01-01から1年間の記事一覧

西国三十三所二十三番札所勝尾寺

勝運の寺として有名な勝尾寺の勝運信仰は平安時代から始まっています。清和天皇の病を、行巡が祈祷で治したことにより「ここはまさに王に勝った寺、勝王寺」と命名されも、寺側はおそれ多いので「王」を「尾」に控え「勝尾寺」としました。また、勝尾寺が伝…

西国番外札所花山院菩提寺

天竺から紫雲に乗って飛来したとされる法道仙人は、627年に播州清水寺、650年に一乗寺、そして、651年に紫雲山観音寺を開山されました。紫雲山観音寺は、992年頃に花山法皇が隠棲の地とし、その後晩年に帰京するまでを過ごしたとされ、これに因…

西国三十三所三十一番札所長命寺

聖徳太子が安置した十一面観音により開基されたとされる長命寺は、その名の通り参拝すると長生きすると言われ伝えられています。長命寺本堂へは、長命寺港からだと808段と言われる石段の山道を登ることになるが、現在は本堂近くまで自動車道が整備され寺…

西国三十三所二十四番札所中山寺

徳道上人が閻魔大王から授かった宝印を埋めたのが中山寺古墳と言われており、西国三十三所巡礼をめぐる人達にはかけがえのない寺院となっている中山寺です。 中山寺の創建は聖徳太子によるもので、推古天皇の代(600年頃)に設立したとされています。 安産の観…

西国三十三所二十二番札所総持寺

亀の恩返しと観音の霊験に関する草創説話があり、藤原山蔭に879年に創建された総持寺は、西国三十三所二十二番札所でもあります。 西国三十三所以外にも、摂津西国二十七番札所、摂津四国四十七番札所、ぼけ封じ近畿十楽観音六番札所でもあり、巡礼者が多数…

西国三十三所十六番札所清水寺

「清水の舞台から飛び降りる」で有名な清水寺は、西国三十三ヶ所十六番札所でもあり、世界的にも有名な寺院です。 また、古くから「清水の観音さん」「清水の舞台」「音羽の滝」でも幅広く知られています。清水寺の創始は、延鎮上人が夢で観音のお告げを受け…

西国三十三所十四番札所三井寺

正式名を「長等山園城寺」といい、天台寺門宗の総本山で近江大津京ゆかりの古刹である三井寺は、西国三十三ヶ所十四番札所でもあります。 また、三井寺は、東大寺、興福寺、延暦寺と共に四大寺の一つに数えられているとともに、境内には、金堂、経堂、三重塔…

西国三十三所八番札所長谷寺

ぼたんやあじさいなど四季折々の花が咲くことから「花の御寺」と知られている長谷寺は真言宗豊山派の総本山であり、西国三十三所八番札所でもあります。 寺院近くには伊勢まで続く初瀬街道があり、草餅などの土産が沢山販売されています。 電車で行くには、…

西国に向けたお参りは?

養老2年、長谷寺の開山徳道上人が閻魔大王から授かった三十三の宝印は、当時の人々には受け入れられず中山寺の石櫃に納められました。 約270年後、花山法皇によって西国三十三所観音巡礼が再興されました。 西国と言われている札所は三十三の観音霊場のこ…

西国三十三所めぐりのルールについて

四国八十八カ所巡礼は、公式ページに参拝手順が掲載案内されていますが、西国三十三所巡礼の参拝手順は公式ページに掲載されていません。 一般的な手順は、山門前で合唱、手水鉢で手を洗う、ロウソク・線香を献納、読経、納経料を納めて御朱印を頂く、山門で…